的確な「報連相」

報連相

報連相が苦手なのはなぜ?

上司から耳にタコができるくらい、「報連相」を実行しろと言われてい人は多いのではないでしょうか。
上司への報告、連絡、相談が大切なのはわかるけれど、どうも言いにくい、いつも機嫌が悪い上司がいけないんだなどと考えて、報連相に苦手意識を抱いている若手社員は珍しくありません。
みんなは、どうして報連相が苦手なのでしょうか?

先ほど述べたように、忙しそうな上司に報告をすると仕事を中断させることになるので申し訳ない、すごく機嫌が悪そうだから、こんな報告をしたら怒られるのではないかなど、コミュニケーションに関する理由が大きいのはわかります。
しかし、それ以上に若手社員はリーダーシップを取った経験が少ないので、上司がなぜ報連相を求めるのか、その意味をしっかりと理解していないことが原因だと考えられるのです。

報連相の重要性が理解できない若手社員

報告、連絡、相談をする若手社員にとって、これらの作業はおっくうなだけです。
しかし、部下から報告を受ける上司は、この報連相を非常に重要視しています。
何人もの部下をまとめていると、一人ひとりの仕事内容を詳しく把握できません。
それぞれの仕事の進ちょく状況を知るためには、報連相に頼るほかないのです。

A君に頼んだ資料作成の進み具合はどうなのか?
B君が進めている○○社との商談はまとまりそうなのか?
C君が出張から帰ってきたが、その結果はどうだったのか?
これらの情報をすべて受けて、そのうえで次にどうするかを決めていくわけです。
情報が手元に上がってこないと、次の具体的なアクションを起こせません。
例えばA君の書類に重大なミスがあった場合、期日まで何の報告もなく、その書類を使う会議の日になってミスが発覚したら、もう手の打ちようがありません。
途中で報告をし、現在このような内容で書類を制作し、3分の2まで完成しました。内容をご確認いただけますか?
などの報告があれば、そのときにミスが発見でき、すぐに修正できたはずです。

またB君が交渉をしている商談で、取引先に失礼な発言をして相手を不快にさせていたらどうでしょうか?
本日、お客様に言った私の不用意な一言がご機嫌を損ねたしまったようなのです。どうすればいいでしょうか?とすぐに相談していれば、
上司が、では私が付き添うから、今から一緒におわびに伺おうなど、フォローができたはずです。
しかし何の相談もなければ、上司は部下の犯したミスに気づかず、その取引先を失ってしまう可能性もあります。

今、報連相を苦手に感じている若手社員も、経験が増すに連れて、チームリーダー、係長、課長、部長と部下や後輩のマネジメントを任されるようになります。
そのときになってしみじみと、報連相の重要性に気がつくことでしょう。
自分の立場だけで報連相を考えず、会社の利益や上司の立場も考えて、積極的に報連相を実践することをおすすめします。